ベビーバンドと出会うまでその① 〜まずは愛育病院の頭の形外来へ
目次
<前回までのあらすじ>
ヘルメット治療をやることは決めた。
問題はアイメットかスターバンドか?
アイメットかスターバンドか?
これについては先人の皆様によって議論し尽くされているので、私があらためてここで書く必要はないかと思います。
「アイメット スターバンド 比較」とか「アイメット スターバンド どっち」とかで検索していただければブログなどがたくさん出てきます。
私の周りでは、ヘルメット治療をやったという友人2人がたまたまいずれもアイメット信者でした。彼女らにアイメットの良さを力説された私は、アイメットの方が効果が高いのかしらという気になってしまい、そんな軽い気持ちからアイメットにしてみようと思いました。
そうはいっても効果はどちらもそんなに大差ないんじゃないかなあと思います😅 値段、通気性の良さ、デザイン、重さ、治療を継続できる期間などの違いはありますね。好みの問題だと思います。
どの病院に行く?
友人はいずれもアイメットで有名な東京女子医大のA先生に診てもらったらしいのですが、彼女ら曰く、「東京女子医大はとにかくめちゃ待つ。一回の診察に当たり前のように何時間もかかる。育休中じゃないと通うの無理だと思う。」とのこと。もっとも彼女たちは「A先生はアイメットの開発に携わってるからA先生に診てもらうのが一番効果が高いと思う」と力説していましたが...
それを聞いて「あ、東京女子医大はやめよ」と即断しました。
そもそも東京女子医大は自宅から比較的行きづらい場所でロケーション的にも毎月通うのは厳しいなと思っていたのもありますが、
毎回の診察にも時間がかかるとのことで、予防接種を一通り受けさせる前に子供を病院や人が多いところに長く滞在させたくないし、私は早めに復職するつもりだったので一回の診察の時間が読めないとなると負担がかなり重くなってしまうので難しいなと思いました。
腕はいいのかもしれないけど、どれだけ結果に差が出るのかもわからんし。そんなに大変な思いしてまで行くほどの価値があるのか、確かめられたらいいけど確かめる手段もないし。
産院である愛育病院でもアイメットで頭の形外来をやっているようなのですが、やはり自宅からはやや通いにくいのです。
妊娠34週以降は私も通っていたわけだけど、自分一人で行くのと乳児を連れて行くのとでは大変さが違いすぎる。
東京女子医大は厳しそうだなあ...というと、友人から「慈恵医大病院でやってる友達もいた」とのこと。
まじか?!慈恵は近い!行きやすい!近くて通いやすいのは大正義!!
調べてみると、慈恵医大病院でアイメットの治療をしたというブログが見つかりました。うん。悪くなさそう。大きい病院だから症例も多そう(実際はわかりません(笑))だし。
ということで、慈恵医大病院に行くことにしました。
ただ、慈恵医大病院は紹介状がないと診てもらえません。
そこで、まず慣れ親しんだ愛育病院の頭の形外来に行くことにしました。
愛育病院の頭の形外来へ
愛育病院の診察は、るいが2か月4週目のときでした。
まず、るいの頭にストッキングのようなものを被せて、目視で診断。
軽症、中等症、重症、超重症の4段階のうち、中等症と重症の間くらいじゃないか、とのこと。
ちなみに、愛育病院では、中等症以上のお子様にヘルメット治療を提供しています、ということでした。るいは中等症以上だからできるということですね。
愛育病院ではアイメットと同じメーカーが作っているQurum(クルム)を使っていました。
「まだ2か月なので、3か月になるまで様子を見ましょう」と言われました。
一通りヘルメット治療の説明を受け、次の来院のスケジューリングをする流れに。
ここまで説明してもらったあとで、他の病院に紹介状を書いてなどとはかなり言いにくい...
このまま愛育病院にしてしまおうか?でも毎月通うのはきっと大変。申し訳ないけど言わないと...
おずおずと、「あの...慈恵医大病院が家から近くて通いやすいので、紹介状を書いていただくことはできますでしょうか...?」
すると、担当医師の先生は、「いいですよ。」とあっさり。
愛育病院の方で慈恵医大の初診の予約まで取ってくれるとのこと。
3か月に入った頃の期間で大丈夫な日を伝えて、その日の診察は終わり。
紹介状は、翌日以降取りに来てください、とのことでした。
この日の診察代は医療証効果で0円!医療証すごいですね。
翌々日に紹介状を取りに行くと、紹介状と一緒に初診の予約票もいただきました。
次回はいよいよ慈恵医大病院での初診のお話です。
ベビーバンドでヘルメット治療はじめます
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ベビーバンドでヘルメット治療はじめます
3ヶ月半の息子・るい。
生まれて間もない時期から左を向いてしまう向き癖があり、2ヶ月くらいから後頭部の左側がぺたんこになってきてしまいました。いわゆる斜頭です。
首が座っておすわりができるようになれば気にならなくなる子も多いよ、というアドバイスは結構いただいたのですが...
色々考えると、ヘルメット治療はこんなにコスパ・タイパの良いものはない!と思っており(後述)、是非やりたい、と思っていました。
ヘルメット治療といえば、アイメットかスターバンドですよね。このブログに行き着いたみなさんもインターネットで調べれば今はほぼこの2択だということはご存知だと思います。
私もそうでした。
しかし、諸々の理由からベビーバンドという現状かなりマイナーな(すみません)メーカーでヘルメット治療を始めることに決めました。その理由はこのブログでこれから書いていきます。
とはいえ、ベビーバンドに決めるまではだいぶ迷いもありました。
なぜなら、ネットにベビーバンドの情報が全然ない。
体験のブログが1つでもあれば安心して決められるのに...
だったら、私が体験記を書こう。
ベビーバンドってどういう感じ?メジャーなアイメットかスターバンドじゃなくていいのかな?そんな不安や迷いをお持ちの皆さんのお役に少しでも立てたらいいな。
そう思ってこのブログを始めます。
今回は、ベビーバンドに決めるまでの道のりの前段階、ヘルメット治療をすることにした理由を書きたいと思います。
ヘルメット治療をすることにした理由
前述のとおり、私の息子は2ヶ月くらいから、向き癖のために左の後頭部がぺたんこ、いわゆる斜頭になっていました。
そのため、少しでも斜頭を治すための日々の努力はしていました。
向き癖によいとされる枕を使い、左半身にバスタオルをくるくる巻いて筒状にしたものを置いて右を向くようにしたり、膝の上に乗せるときもできるだけ頭が真っ直ぐになるようにしたり。
ちなみに、使った枕はこちら。この枕はとてもよかったです。この枕にしてバスタオルを左半身に入れれば、右を向かないまでも真上は向いてくれました。それに、るいは寝相がとても悪いのですが、この枕で寝ると左右にずれることは全くないです(下にずり下がることはよくありますが)。
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とはいえ、日々の努力も大きな効果は出ず、頭の歪みは目に見えてよくはなりません(酷くはならなかったので全く効果がなかったわけではないと思いたい)。
周りの人からは首が座っておすわりができるようになれば気にならなくなる子も多いと言われたり、
夫(外見に無頓着)も、たしかに歪んではいるけどすごく酷いというほどではないし、正直必要性を感じない、という温度感。
ただ、私はヘルメット治療ほどコスパ・タイパの良いものはないと思っており、お医者さんから「全然要りません」と言われない限りは是非やりたい、と思っていました。
理由は、
- 頭の形は一生もの。将来子供が外見を気にするタイプであるにせよ、気にしないタイプにせよ、外見が綺麗で損することはない。
- 外見を気にするタイプならやってよかったということになるし、気にしないタイプでも、頭が歪んでいると噛み合わせが悪くなったり頭痛の原因になったりするらしいのでメリットはある。
- 対してデメリットといえば、頭が蒸れる、ヘルメットをしているのは珍しいので目立ってしまう、ということくらい。しかしそれも半年程度我慢すれば済む。
- 一生ものの頭の形が、50万円程度・半年程度の投資で得られるのであれば、コスパ・タイパは最高。しかも費用は医療費控除になるので、実質的には負担はもっと少ない。
ということで、るいが2か月半頃からヘルメット治療をやるとほぼ決めていました。
ちなみに夫は「俺はそんなに必要性を感じないけど、りくがやりたいならいいよ」という感じでした(笑)
問題は、どのヘルメットにするか。これが大変悩ましい。みなさんもわかるでしょう(笑)
私も、おそらくほとんどの方と同じように、アイメットかスターバンドかで考えていました。
そんな私がどうしてアイメットでもスターバンドでもないベビーバンドにするに至ったのか。次回はその話をします。