るいまーるのあかちゃんきろく

東京に住むるいとその母りくのブログ

ベビーバンドと出会うまで その②〜慈恵医大病院へ。え、アイメットじゃないの?!

 

目次

 

 

<前回までのあらすじ>

愛育病院に慈恵医大病院への紹介状を書いてもらった。いよいよ慈恵医大病院でヘルメット治療を開始...と思ったら?

 

慈恵医大病院の頭の形外来へ

慈恵医大病院の初診は、るいが3か月2週目のときでした。

 

紹介状を書いてもらった愛育病院からもらった予約票には、

  • 受診先が小児脳外科であること
  • 場所が慈恵大学病院 N棟であること
  • 予約の15分前までに受付を済ませること
  • 病院の地図

などが書いてありました。

 

慈恵医大病院は巨大な病院なので、「病院のどの建物に行くか」は大切ですね。建物によって最寄駅が違ったりもするので...

 

初回なので早めにと思い、小児科の受付には受付時間の30分前、予約時間の45分前に着きました。

 

初診受付から呼ばれるまで

 

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受付で健康保険証、母子手帳、紹介状を出すと、問診票に記入するとともに、母子の体温を測るように言われます。

問診票を提出すると、受付票を渡されて診察室の前でお待ちください、と言われました。

 

診察室の前の待合スペースでるいを膝に乗せてしばらく遊んでいたのですが、途中で泣き出してしまいました。

まずい、この泣き方はお腹が空いているな...

 

るいの次のミルクの時間がちょうど診察時間とかぶってしまうかもなとは思っていたのですが....

スマホを見ると予約の時間までまだ30分ほどあります。このまま騙し騙しであげずに診察してもらおうかとも思ったのですが、泣き止みそうにないし、時間通り呼ばれるのかも不明だし、あげてしまおうと思って授乳室に入りました。

 

授乳室がなかなか良い

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授乳室は、原則利用は1組で、とのこと。

ちょうど使っている方がいなかったので使えました。

一組で使うには十分な広さ。オムツ替え用の台があり、柔らかくてなかなか座りやすい椅子も2脚あります。そして

調乳用の給湯器がある!!めちゃ助かる〜〜 愛育病院の授乳室にはなかったのよね

洗面台(シンク)も十分な広さで、手を洗ったりミルクを流水で冷ますのもやりやすいです。手を拭く紙も置いてあって地味に便利。愛育病院の授乳室の洗面台はすごく小さくて流水やりにくかった...

 

ミルクを流水で冷ましている間も、ミルクを求めて泣き叫ぶるい...ごめんね、もうちょっと待っておくれ

 

と思っていると、看護師さんが声を掛けてくれて「先生から呼ばれてます」とのこと。

「先生は授乳終わってからでもいいですよと仰ってます。」

え、優しい...

お言葉に甘えてしまおうかとも思いましたが、授乳は20分くらいはかかるから申し訳ないし、その間に別の方を診察するとかでだいぶ遅くなったりすることもあるかも、と思って、「いや、今行きます!」と言って、診察室に入りました。

 

ついに診察

診察室に入って、最初のご挨拶をした後、今回も愛育病院と同じようにるいの頭にストッキングのようなものを被せて目視で診察。

このストッキングが虹色で可愛かった🌈

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るいは斜頭なので、一番長いところと短いところの長さの差を見て判断します。

20mmだったので中等症とのこと。

 

先生は、ヘルメット治療の説明を一通りしてくださったのですが、「まあ、いろいろ調べてきたでしょう。」とポロリ。

ハイ、っていうかやっぱり一通りの知識はネットで調べて来られる方が多いんですね😅

 

愛育病院でも言われましたが、結局「病気ではないので、親御さんのご判断です。もっと症状が軽くてもやる方もいらっしゃいますし、もっと重くてもやらない方もいらっしゃいます。」とのこと。

私は、以前書いた理由(ヘルメット治療をすることにした理由)からやると決めていたので、やろうと思っています、と言いました。


すると、先生は「やると決めているなら待つ必要もあんまりないんだけど...」と言いつつ、「もう少し様子を見てからでもいいかもしれないですね。」と言って、次の2週間後にまた来ることになりました。初回のレントゲンとかは次回やるらしい。

 

あれ、今日じゃないんだ?今日契約するつもりできたのに〜

早い方がいいのにな〜...まあ次でもまだ4ヶ月入ったばかりだし別にいいけど...

ヘルメット治療は3ヶ月からOKのはずだし、早ければ早いほど効果があると言われているのになんでだろう?理由はよくわかりませんでした。

 

え、アイメットじゃないの?!

そして、診察中ずっと気になっていたのですが、さっきから先生が説明に使っているヘルメットの模型が2つあって、1つはQurum(クルム)なんですが、

 

 

もう1つが別のもの。柄があって可愛いけれど、Babybandって書いてある。なんだろうこれ?気になる。

 

と思っていたら、先生がクルムの模型を持ちながら「これはクルムっていうヘルメットなんですけど、うちはもうこれは使ってないです。今はこちらのベビーバンドっていうものを使ってます。」と仰いました。

 

え?!アイメットじゃないの?!?!

衝撃でした。

だってアイメットだと思ってたから慈恵にきたのに!!!

 

いや、勿論それだけじゃないけど。近いし症例多そうだからっていうのもあるけど...

でも〜え〜嘘〜😭 ベビーバンドって...聞いたことないよ〜アイメットとスターバンド以外にミシガンなんとかっていうのがあるとネットで見た気がするけどそれか...?

 

先生のご説明では、いろいろあって変えたとのこと。いろいろ?と思いましたがまあいろいろあるんでしょう(笑)

先生によると、ベビーバンドの良さは、

  • 毎回の診察に時間がかからない:アイメットは、ヘルメットの中のスポンジを毎回の診療で作り直して張り替えていた。ベビーバンドはそれが要らないので診療時間を大幅に短縮できた。
  • 費用が安い:アイメットは50万円前後かかるが、ベビーバンドはヘルメットだいが38万円、それに毎回の診療が2500円で済むので10万円くらい安い。
  • 丸洗いができるし、簡単:ヘルメットの外側も丸洗いできるし、中のクッションも洗濯できる。中のクッションは2枚あるので洗い替えできる。
  • アプリで管理できる:家にいる間もアプリで頭の形がわかったり、装着時間を管理することができる。

とのこと。先生にそれっぽく説明されるとなんか悪くなさそうという気もする ⇦単純

 

ちなみに、一応、一応訊いておこう。

私:「スターバンドとは違うものなんですよね?」

先生:「違います。」

 

そ、そうですよね。。

「日本のメーカーが作っているものです。ネットで調べてみてください。」

日本のメーカーなんだ。じゃあミシガンなんとかとも違うのかな。

 

ただ、よくわからんことには変わりない。私はポーカーフェイスな方ではあるのですが、若干漏れた動揺が伝わったのか、「まあ、2週間考えていただいて...」と言ってくださいました😅

 

次回の診察の日を決めて、診察室を後にしました。

 

大病院なのにほぼ待たずに終わって感動

診察が終わったのは11時5分。早い!

初診の手続きも全然時間がかからなかったし、診察も予約時間どおりに(むしろちょっと早いくらい)呼ばれたし、待たなくていいのはとても良かった。

 

これまで大きな病院に行った経験では、

  • まず総合受付で受付をして、診察券を作ってもらうのに15分くらいかかる。
  • そこから専門科に移動して、先生に呼ばれるのを待つ。大きな病院では予約時間から1時間以上も経ってから呼ばれることもザラではない。

という感じだったので、時間がかかるのを覚悟していたのですが、こちらは小児専門(?)の病棟だからか非常にスムーズでした!今回たまたまそうだっただけなのかな?いつもそうだと嬉しいな。

 

絶対待つと思って今読んでいる分厚い本を持っていったりミルクを2回分用意していったけど使わなくて済んで嬉しい誤算(笑)

自分一人だけなら時間かかっても耐えられるけど、乳児いて待つのは辛いよね。

 

予想外に早く終わって足取り軽やかに岐路に就いたのですが、帰りの電車でふと、「あれ、よく考えたら、このまま行くとベビーバンドになるけどそれでいいんだっけ...?」との問いがもくもくと頭に出てきました。

 

というわけで次回、私が悩みながらもベビーバンドでヘルメット治療を決めた理由について話します。